今注目のバリアフリー賃貸とは

高齢の方や身体に障害をお持ちの方の暮らしにくさを「バリア」と見立て、これを取り払うことをバリアフリーと言います。バリアフリー賃貸は、その名前の通り日常における暮らしにくさ・住みにくさを出来るだけ除去した物件です。フローリングの段差を無くしたり、トイレやお風呂場に手すりを設けるといった工夫が施されていることが特徴と言えます。実は、2003年には「改正ハートビル法」という法律が決められており、マンションなどの共同住宅においてもバリアフリー対応が行われるようになったのです。

賃貸物件に関してもこの流れは同様で、まだ物件数は少ないとはいえ需要は確実に増加傾向にあります。自治体によっては、補助費用などが支援されることもあるのです。バリアフリー賃貸は、都市部に多くまだまだ数は十分とは言えません。政令都市のような大きな市であれば、不動産会社と相談することでバリアフリー賃貸物件を紹介してもらえるでしょう。

もちろん、こうした住まいの情報はインターネットでも公開されています。自分で好ましい物件を見つけ、不動産に交渉するという方法もあるのです。賃貸とはいえ、人間の動作センサーを設けた物件や、緊急連絡装置を備えた物件も存在します。実際に住居で生活する人の便利さと、暮らしやすさを考えた上で契約を検討することが大切です。

見学も欠かすことは出来ません。高齢の方たちに暮らしやすい住居は、普通の生活を送る人にとっても非常に便利な住まいなのです。