高齢者へ賃貸住宅を提供するための埼玉県のとりくみ

埼玉県では家賃等を適正に支払いながら、地域社会の中で自立した日常生活を営むことを希望するシニアを対象に、埼玉県あんしん賃貸住宅等登録制度にのっとり、民間賃貸住宅や仲介業者などの情報を提供してシニアの住まい探しをサポートしています。県の福祉部高齢者福祉課が提供している賃貸住宅は、生活相談サービスや安否確認サービスを提供するバリアフリー構造のサービス付き高齢者向け住宅、日常生活支援のサービスが受けられるバリアフリー設備を施したシルバーハウジングなどです。サービス付き高齢者向け住宅はサ高住とも呼ばれており、埼玉県では公式ホームページでサ高住物件リストやサ高住パンフレットなどを公開してシニアの入居をサポートしています。令和4年7月現在、シニア数に対するサ高住の割合は児玉郡美里町が3パーセントと一番高く、一番低いのは蕨市と比企郡小川町の0.1パーセントです。

児玉郡美里町のサ高住は付近の歯科と口腔ケアで提携しているシルバーホームむさしや、自己負担で訪問理美容が利用できるほほえみがあります。蕨市のサ高住は居室等の専用スペースと共用スペースのあるじゃすみん蕨、比企郡小川町のサ高住は各居室やトイレ等にナースコールの設置がある和紙の里桜の森です。シルバーハウジングには一人暮らしには不安があるものの、自炊は可能な程度のシニア向けの蕨市高齢者等世話付住宅、平日の9時から5時まで援助員が滞在して20世帯の安否確認や通院の付添、買い物手伝いや役所への手続き援助などのサポートを行うコンフォール本郷町などがあります。

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