近年増えている「近居」とは

家を構える際に、「近居」や「隣居」という言葉を聞いたことはありますか。これは親世帯と子世帯が快適にお互い生活するために考えられた、新しい住まいの方法です。従来、日本では親世帯と子世帯が一緒に住む同居が好まれてきました。「近居」はあえて一緒の家ではなく、別の住居に住む形を取ります。

ただし、日常的な往来が可能な距離であることが「近居」の定義です。国土交通省はこの定義に対し、実際に調査を実施しました。すると、徒歩や自転車、あるいは電車やバスといった交通手段で1時間以内で行き来できる距離が、「近居」とされると判明したのです。メリットとしては、お互いの世帯のプライバシーがしっかりと守られること、そして必要なときは互いのサポートが得られる点と言われています。

居住形態は時代によっていろいろなタイプが登場します。近年は「二世帯・三世帯近居」の家族も存在し、互いにサポートしながら住むという方法も存在すると言われているものです。妻の実家に近いところのマンションに住む、高齢となった親世帯が子世帯の近くの物件に住むといったさまざまな住み方が発見されています。住居に関する調査を行うと、同居を希望する世帯が減少傾向にあることもわかりました。

お互いの家が行き来しやすい状態であれば、あとは問題ないという考え方は今の時代にあったものと言えるでしょう。近くであるという以外には、特に条件がないという点においても実践しやすい住み方と言えます。

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